FrontPage
第3期知的財産戦略の基本方針のポイント
2009年4月6日に内閣の知的財産戦略本部より基本方針が発表されました。
この内容は知的財産による競争力強化専門調査会とコンテンツ・日本ブランド専門調査会が検討を行い提出した報告書「第3期知的財産戦略の基本方針の在り方について」がベースになっています。
決定された第3期知的財産戦略の基本方針のポイントは次の通りです。
知的財産の創造と活用を有機的かつ相互につなげるためには、 権利保護のみに注力するのではなく、知的財産をいかに効果的に経済的 価値の創出に結び付けるかという視点を重視しつつ知的創造サイクルの 好循環をより拡大・進化させることが重要である。
政策目標及び評価指標を設定し、その達成状況を評価した上でさらに必 要な施策を講ずるという政策評価マネジメントを実行することが適当で ある。
上記のポイントから次の知的財産戦略の基本方針が定められています。
第3期知的財産戦略の基本方針
第3期知的財産戦略の基本方針はグローバル市場における競争力を強化する、“グローバルな知財競争力の強化”を目指すものです。
- (1)イノベーション促進のための知財戦略の強化
- 技術革新や市場変化に的確に対応した知財制度の構築
- 大学、中小企業等の知的財産の総合プロデュース機能の強化
- オープン・イノベーションの進展に対応した環境整備
- (2)グローバルな知財戦略の強化
- 世界知財システムの構築等に向けた取組の強化
- 海外における模倣品・海賊版による被害を低減させるための取組の強化
- 海外展開や海外リソースの活用の促進
- 国際標準化活動の強化
- (3)ソフトパワー産業の成長戦略の推進
- 新たな創造や新規サービスの創出に対する支援
- ソフトパワー産業の海外展開の促進
- 日本ブランドの発信力の強化
- クリエーターの創作環境の充実と育成
- インターネット上の著作権侵害コンテンツ対策の強化
- デジタル・ネット時代に対応した知財制度等の整備
- ブランド力の向上に向けた取組を促進する知財制度の構築
- (4)知的財産権の安定性・予見性の確保
- 無効判断の原因分析
- 特許審査結果の安定性確保に向けた方策の検討
- 国内外の特許文献と非特許文献のシームレスな検索環境の整備
- 特許の有効性判断に係る紛争処理スキームの見直し
- 著作権法上のいわゆる「間接侵害」の明確化
- 意匠の権利範囲の明確化
- 審査基準策定過程の透明化
- (5)利用者ニーズに対応した知財システムの構築
- 行政サービスの質の向上に向けた取組の強化
- 著作権登録制度の運用改善
- 審査基準の明確化
- 中小企業に対する特許手数料減免制度の見直し
- 出願人のニーズに応じた審査処理スキームの構築